みちしるべ2

元トヨタ期間工が田舎でゲストハウスを経営!日本でゲストハウスは馴染まないのか?

観光を救うためにはGoToトラベル終了して新型コロナの収束宣言を!(ゲストハウス / ホステル価格調査2022年4月)

     ゲストハウス価格調査

ゲストハウス価格調査2022年4月(対象日4/18、調査日3/15)

3月21日にも全国で「まん防」解除。いよいよ「GoToトラベル」が動き出そうですね。コロナ禍もようやく収束か?

GoToトラベル再開 岸田首相「適切な時期が来たら迅速に」(毎日新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1dda9fd7bfaba8c6ac0590d694420ee2d22d20be

岸田総理は再開に前のめりで、全国でまん防が解除されたら再開させそうな勢いです。

県民割拡大後にGoTo再開 国交相「ステップ踏み全国で」(共同通信)
https://news.yahoo.co.jp/articles/cac79795852b669808a720c2a8073bf345970689

まずは「県民割を(地方)ブロックに拡大するというステップを踏んで、全国での再開という順序になっていく」とのこと。

「今後の観光需要喚起策について」(観光庁)*別紙に詳細
https://www.mlit.go.jp/kankocho/news06_000537.html

以前はGoTo事業はGWまでは国が、GW以降に都道府県に事業移管し「夏の繁忙期まで」で終了する計画だったと思うが、順序が逆になるのか?迷走しています。「夏の繁忙期まで」と言っているが、なんかズルズル今年いっぱい続けるんじゃないかと懸念しています。

新たなGoTOトラベル事業の概要

さてそのGoToトラベルですが、以前から書いている通りゲストハウスなどの低価格帯の宿には全く恩恵はありません。むしろマイナスです。そういう指摘を受けて、低価格帯の宿が恩恵を受けられるようにと、改善されたはずの新しいGoToトラベルだったが、これがまた最悪で、さらに高価格帯に利用者を吸い上げる内容になってしまっています。

【重要】地域共通クーポンの配布制度変更及び紙クーポンの追加配送依頼について

割引き率は30%で「割引後の旅行代金が、地域共通クーポンの付与額を下回ることが無いようにするため、枚数制限を設ける予定です。」とのことです。

地域共通クーポン券の付与で「旅行代金が、地域共通クーポンの付与額を下回る」価格は
4286円 – 30%=3000円
2858円 – 30%=2000円
1428円 – 30%=1000円
以下となります。

4286円以下の宿では宿泊料金を調整すれば負担を実質ゼロにすることが出来るわけです。宿泊施設は料金に見合ったサービスを提供しています。にも関わらず、GoToでは4286円以下の宿の宿泊料金の実質負担がほぼ変わらなくなってしまいます。GoToの割引は企業努力によるものではなく「公的な補助金」を原資としたもので市場による正常な競争を反映したものではありません。いわゆる「官製ダンピング」です。著しく競争を妨げています。

GoToが再開すれば我が宿も含めてゲストハウスやホステル、カプセルホテルなどの極低価格帯の宿は回復不可能な寛大な損害が生じる恐れがあります。
GoToトラベルの再開には反対です。即刻終了して新型コロナの収束を宣言すれば旅行者は戻ってきます。GoToトラベルは必要ありません。

最後になりましたが恒例のドミトリー価格の推移グラフです。

東京都のドミトリー価格とゲストハウス/ホステルの軒数(東京_2020_5-2022_4)

大阪市のドミトリー価格とゲストハウス/ホステルの軒数(大阪_2020_5-2022_4)

京都市のドミトリー価格とゲストハウス/ホステルの軒数(京都_2020_5-2022_4)

福岡市のドミトリー価格とゲストハウス/ホステルの軒数(福岡_2020_5-2022_4)

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