「Goto 2.0（検討中）」がとんでもない事になってます！（ゲストハウス ／ ホステル価格調査2021年12月）
最近、宿泊予約が少し入り出しました。新型コロナウイルスの感染が落ち着いているのと、Gotoトラベルの再開が来年以降になることがほぼ決まったことで、「Goto待ち」をしていた人も痺れを切らして動き出したって感じですかね。それでも採算ラインには程遠い売上げです。やはりインバウンドが復活しないとゲストハウスは厳しいですね。
岸田総理が言う「Goto 2.0」がとんでもない事になってます。割引率を30％に引き下げた上で、地域共通クーポンの配布は平日3000円、休日1000円の定額制にするらしい。どうやら政府関係者の間では「世の中には3000円以下の宿は存在しない」と思っていのだろうか？ Gotoイートでの「トリキの錬金術」をもう忘れてしまったのだろうか？
ＧｏＴｏトラベル、１月中旬にも再開…割引額は上限１万円に引き下げ検討（読売新聞）
1泊2000円程度のゲストハウスに10件予約したら3万円のクーポン券がもらえる。ざっくり1万円の利益が出る。ゲストハウスの錬金術が出来てしまいます。略して「ゲスの錬金術」。もちろん宿泊はせずに居酒屋へGO！です。
それを防ぐためには、宿泊料金を上限にクーポン券の発券額を制限する事になるのかなと・・・Gotoイーツでは飲食1000円以上の条件が付いたように、宿泊料金が1000～1999円だとクーポン1枚、2000～2999円は2枚、3000円以上は3枚ってな具合に。
そうなるとやっぱりゲストハウスには不利になるんですよね。30％の割引もあるので4285円以下の宿は実質負担ゼロで泊まれる計算になります。
4285円 － 30％ ≒ 3000円
地域共通クーポン券3000円で実質負担ゼロ！
「今までのGoto」では3334円未満でクーポン券は発券ができず、3334円を境に実質負担が逆転する現象が起きていましたが、今検討中の「Goto 2.0」がそのまま実行されれば4285円以下の宿の宿泊料金は実質ゼロです。「今までのGoto」の方がまだマシです。
政府はゲストハウスを潰したいのだろうか？ Goto再開には反対です。
