緊急事態宣言が39県で解除されましたが・・・ (ゲストハウス / ホステル価格調査2020年6月)
昨日、39県で緊急事態宣言が解除されました。ようやく日本では新型コロナウイルスの収束が見えてきました。しかし、まだまだ海外では感染拡大が続いており渡航制限の解除がされるのは、まだまだ先の事です。訪日外国人観光客が頼みのゲストハウス業界には厳しい経営状態がしばらく続くと思われます。そんな中での6月の価格調査です。今回も1か月先の6月15日にBooking.comで予約可能なドミトリールームのベッドの宿泊料金を調べました。
宿泊料金は京都市以外はほぼ横ばい。しかし、予約可能なドミトリーの軒数はどの都市でも前月に比べ1割以上の大幅な減少が続いています。6月に入っても休業の継続やドミトリールームの販売を見合わせているゲストハウスが多いようです。調査日が緊急事態宣言の解除の翌日ということもあり、今後、徐々に営業を再開するゲストハウスは増えてくるでしょう。しかし、軒数が増加すれば、価格競争で宿泊料金が下落するでしょうから、緊急事態宣言が解除されても経営環境は依然きびしく、廃業に追い込まれる施設も多いと思います。
では、ウチのゲストハウスの経営状態なのですが、先月4月の売上が36,800円で前年比で約88%の減少、今月5月は今のところ売上4,400円です(笑&泣)。当然、キャッシュは回っていません。持続化給付金の申請も5月1日にしましたが、まだ振り込まれていません。書類の不備の通知も来てないので、どうなっているのやら。ウチは小規模なので給付金の100万円があれば一年は持ち堪えられるかなと思います。月の売上10万以上ある事が条件ではありますが・・・
持続化給付金の給付が進めば、廃業するゲストハウスが増えてくるかもしれません。ゲストハウス業界はコロナ禍以前から、施設数の増加による宿泊料金の低下、韓国人観光客の減少などで経営難のところが多いです。コロナ禍でとどめを刺されたって感じ。以前は「東京オリンピックまでは」頑張るって施設が多かったと思うが、今は「持続化給付金が給付されるまでは」って施設も少なからずいるのではないかと思ってます。一応、事業継続が給付の条件ではありますが・・・ 継続できるかどうかは別なもんで。