ゲストハウスの2割以上が休業または廃業か? (ゲストハウス / ホステル価格調査2020年5月)
新型コロナウイルスの猛威が続いています。ウチの宿泊予約もゴールデンウィークの予約がすべて消え去り、今日以降の予約はゼロです。4月の売上も月の半分過ぎた現時点で35,000円と壊滅的です。4月の売上は5万円( 前年同月比84.7%減 )行けばいいところ。まだウチは自己物件で運営していますので、家賃が発生することはなく、また従業員も雇ってませんので人件費もかからないため、何とか維持できていますが、多くのゲストハウスは事業継続の危機に立たされている事でしょう。
さて、今回は4月7日の緊急事態宣言を受けて初めてのゲストハウス/ホステル価格調査になります。対象日は5月18日です。自粛要請や休業要請によって、新型コロナウイルスが収束に向かってくれれば、緊急事態宣言も5月6日に解除されているはずですが、そう楽観的に見ている経営者は少ないようです。
今回の調査では宿泊料金が云々というより、ゲストハウスの軒数の減少が顕著です。予約可能なゲストハウスの軒数は調査対象の全ての都市で二割以上の大幅な減少となりました。この状態で一か月以上先の予約が埋まっていることはないと思われ、多くのゲストハウスでドミトリールームを閉鎖するか、休業するか、もしくは廃業してしまったと思われます。
さらに、早ければ大型連休明けにも支給されると言われている「持続化給付金」の支給が始まれば、休業するゲストハウスが増加するのではないかと思われます。個人事業者ならば最大100万円の給付となりますが、4月の売上は7~8割減となる施設が多いだろうし、休業すれば売上はゼロ。5月以降もどうなるか分かりません。
ウチは今のところ休業する予定はありませんが、国や自治体から休業要請が出れば休業する予定です。不要不急の外出を控えて早期に新型コロナウイルスを収束させましょう。