世界遺産 カッパドキアを歩く
ギョレメ野外博物館(Goreme Open Air Museum)へ続く道。一本、真っすぐに道が伸びている。右を見ても、左を見ても、カッパドキアの風景が広がっています。ハイキングのコースには観光客は少なく、ビューポイントや博物館、町中のホテルやレストランに集中しています。観光客にじゃまされず、壮大なカッパドキアの風景を堪能するにはハイキングが一番です。疲れるのが難。
まずは「Zemi Valley」と「Rose Valley」のハイキングコースを歩いてみる。最初に登ったビューポイントの丘は案内板では「Gun Batimi(SUNSET)」と書かれてあった。サンセットか! 勝手に「サンセットの丘」と命名する。夕方になったらもう一度、登ってみることにしよう。
カッパドキアには岩をくり抜いて建てられた住居や修道院などの遺跡群が多く存在する。ギョレメ野外博物館の近くで多く見られた。この辺りが昔の町の中心なのだろうか? これらの建物には触れるし中にも入れる。けっこうほったらかし感がある。
日本の国旗「日の丸」を見つけた。遺跡の保存に日本も協力しているのだろうか? こういうのを見つけると、ちょっとうれしくなる。(「Zemi Valley」のハイキングコースにて)
右上に少しピンクぽく見える岩山が「Rose Valley」です。そこを目指して歩きます。
「Rose Valley」へは過酷なハイキングコースでした。道があるのか、ないのか、分からないような道も歩きます。所どころに「ROSE」と書かれた道しるべがあり、何とか迷わず歩けました。
広い荒野に伸びる道。バギーの周遊コースでもあるみたいです。カッパドキアの散策はレンタルバギーやバイクで巡るのが定番のようですね。レッドとグリーンのコースがあるようです。
軟らかい岩が削られできた道。カッパドキアの独特な風景は雨水などの浸食によって作られた。軟らかい部分だけが削られ硬い部分が残る。こうしてキノコのような形の奇岩ができたらしい。自然のアート作品ですね。
「Rose Valley」も目前です。ここまで1時間ほど歩きました。(続きは次のページ)