みちしるべ2

元トヨタ期間工が田舎でゲストハウスを経営!日本でゲストハウスは馴染まないのか?

コルカタ散策、ガヤ行きの列車のチケットを求めて・・・

     南西アジア編

「インドの鉄道チケットは外国人専用窓口で買わなければならない」

これがチェンナイで学んだインドの流儀だった。コルカタでも同様に外国人専用窓口があるようだ。来て早々だが次の目的地のブッタガヤへのチケットを手配する事にした。こうゆう面倒な事は早めに終わらせて観光した方がいいと思ったからだ。それと早くインドの旅を終わらせたいという気持ちもあった。それだけチェンナイでの経験はインドを嫌いにさせていた。

ネットで調べてみると、コルカタの外国人専用窓口は駅構内にはなく街の中になるらしい。なぜ、駅の中に作らない!? まったく意味不明である。でも街中にあるという事は観光も同時に出来ると言うものだ。チケット買いに行ったついでに観光も終わらせよう。

さて観光とは言ったもののコルカタの見どころが分からない。「深夜特急」で沢木耕太郎は何してたっけ? 思い出せなかった。そこでバンコクで買ったこの本の登場である。

5万4千円でアジア大横断

「5万4千円でアジア大横断(下川裕治)」とりあえず、この本に書かれている事を確認してみようと思った。

  • エデンの園という公園の近くにバスターミナルがある
  • そのバスターミナル発のバスはすべて午後4時に発車する
  • インドには長距離バスという発想はなく各バス停に止まる路線バスしかない
  • インドの国民車はアンバサダー
  • インドのクルマにはサイドミラーとウインカーが付いていない

すでに「インドのクルマにはサイドミラーとウインカーが付いていない」はガセだと分かったが・・・


コルカタのタクシー

「インドの国民車はアンバサダー」コルカタを走るタクシーはほぼすべて黄色いアンバサダーだった。レトロな感じでカッコイイのだ。

そういう訳で、まずは「エデンの園」という公園の近くにあるバスターミナルへ行ってみる事にした。「インドには長距離バスという発想はなく各バス停に止まる路線バスしかない」これを聞くとインドの移動は列車だな、と思うのだが、実際に見てみないと分からない。この情報もガセかもしれない。場合によってはバスもありかな?

コルカタ散策マップ

途中にはNEWマーケットと言う大きな市場があった。”NEW”とあるのでショッピングモールみたいな近代的なマーケットかな? 期待が膨らみます。宿からは歩いて20分ほどだ。近くには安宿街で有名なサダルストリートがある。バンコクでいうカオサン通りみたいな存在か?

NEWマーケットへ向う途中には、チェンナイではあまり見かけなかった露店の飯屋が数多くあった。そして、なぜだか美味しそうなのだ。チェンナイでは不衛生で不味そうにしか見えなかった露店の飯が、ここコルカタでは不思議と美味しそうに見える。何が違うのだろうか? 食えそうだ。

コルカタの露店のターリー屋

露店の前には少し人だかりが出来ていた。みんな銀色のプレートを持って立ったまま食事している。プレートの上には2種類のカレーが盛られていた。その場で焼かれたチャパティが次々とプレートに乗せられる。それを美味しそうに食べるインド人。よし、僕も・・・

コルカタの露店のターリー

初のインドの露店飯。プレートの上にプクーッと膨れたチャパティが乗せられる。とてもアツアツで手で掴むことが出来ない。インド人の手の皮は厚いのか? 隣のインド人を見てみるとチャパティを掴んでは離し、掴んでは離しで、少しずつちぎって食べていた。やっぱ、インド人でも熱いんだ~(笑)。少し冷ましたところで実食。う、旨い。ようやく出会えた、安くて旨いインド飯。

プレートの上のチャパティがなくなると、追加でチャパティが乗せられる。どうやら「わんこそば」のシステムらしい。「もう、いらない」と言うまで追加されます。そして料金は衝撃の20ルピー(約40円)です。これでインドで飢えなくてすむ。(続きは次のページ)

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