みちしるべ2

元トヨタ期間工が田舎でゲストハウスを経営!日本でゲストハウスは馴染まないのか?

7月は訪日観光客の受け入れに期待!県民割の拡大はやめろ!(ゲストハウス / ホステル価格調査2022年6月)

     ゲストハウス価格調査

7月の価格調査です。九州は梅雨入りいたしましてゲストも少なくなりました(暇です)。しかしながら国内の旅行マインドの改善は感じておりまして、周囲のホテルは結構満室の日が増えているようです。ウチみたいな低価格のゲストハウスは外国人観光客の復活と、高価格帯優遇の割引キャンペーンが終了しないと厳しいかな~と思っています。

旅行補助「県民割」を全国に拡大へ GoToトラベル予算も振り分け(朝日デジタル)
https://www.asahi.com/articles/ASQ635TW0Q61ULFA024.html

「県民割」も「ブロック割」にエリアを九州全域に拡大された為、九州エリアからのゲストが消滅いたしました。7月からは全国に拡大との事で全国のゲストも消滅しかねないです(笑、いや笑えない!)。もはや「県民割」ではなく、ほぼ「GoTo」です。

ゲストハウス価格調査2022年7月(対象日7/19、調査日6/15)

7月の価格調査ですが、前回からBooking.comが勝手に9%割引するキャンペーンが以前継続しているようです。多くの施設で9%の割引がされています。よって今回も9%割を補正しておりませんので、実際の価格はもう少し高いと思われます。だいぶドミトリーの料金も上がってきましたね。ドミトリー提供施設の軒数も増加傾向でコロナ禍の収束も間近って感じです(私はすでに収束していると思ってます)。

東京都のドミトリー価格とゲストハウス/ホステルの軒数(東京_2020_8-2022_7)

東京都は価格は横ばいですが、軒数が大幅に増加しました。ゲストハウスで検索してのですが、カプセルホテルが多く出てきて集計するのが大変でした。完全にカプセルで隔離できるカプセルホテルが増える傾向なのですかね。資本力のある大規模なホステルがカプセルホテルに改装しているのかも。

大阪市のドミトリー価格とゲストハウス/ホステルの軒数(大阪_2020_8-2022_7)

京都市のドミトリー価格とゲストハウス/ホステルの軒数(京都_2020_8-2022_7)

福岡市のドミトリー価格とゲストハウス/ホステルの軒数(福岡_2020_8-2022_7)

今回はBooking.comについて、ちょっと書いてみたいと思います。前述のとおり、Booking.comでは9%の割引キャンペーン?をやっているようなんです。クレジット事前払いが対象のようなのですが。これって結構な大盤振る舞いでして。Booking.comの参画コミッション料は宿泊料金の12%。クレジットカード決済の手数料がだいたい3.6%程度(当然、Booking.comみたいみたいな大きな会社はもっと低いとは思いますが)。割引の9%とクレジット決済のコストを合わせると、Booking.comの参画コミッション料の12%を超えちゃうんですよね。つまりBooking.comは赤字ということです。

BookingCom勝手に9%引き

なぜ、こんな赤字覚悟の割引をやっているのか? 自分なりに考えたのですが・・・ 今、政府がやってる「県民割」が影響しているのではないかと思うのです。「県民割」は主に国内OTA(じゃらん、楽天トラベルなど)を中心に行われておりまして、国外OTA(Booking.com、Expedia、Airbnbなど)は蚊帳の外なんです。国内OTAは、政府の、我々の税金(もとい赤字国債)を使っての補助で、宿泊料金の50%割引でバンバン売りまくっているんです。Booking.comとしたら、たまったものじゃありませんよね。そのため顧客を繋ぎ止めるために、身銭を切っての割引をやっているのではないかと・・・私は思っています。

Booking.comのプリファード・プログラム

ただ、Booking.comには「プリファード・プログラム」というものがありまして、割高なコミッション料を払って上位表示させるというチートプログラムがあるんです(ほとんどのOTAには似たようなのがあります)。これを使うとコミッション料を30%まで引き上げられるので、必ずしもBooking.comが赤字になるとは限らないんです。実際、東京都や京都市などの参画施設の多いところでは、この「プリファード・プログラム」を使っている施設が多いです。

「GoTo」や「県民割」は高価格帯の施設が有利だったり、一部のOTAのみの割引だったり、市場を歪めまくっています。ゴールデンウィークをみても分かるとおり、割引が無くても旅行する人は旅行します。早くこのような不公平な割引キャンペーンはやめるべきですね。ただ、予算が付いている以上、やめるにやめられないのでしょうね。

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