4月の宿泊料金は若干の上昇、福岡市は下落 (ゲストハウス / ホステル価格調査2020年4月)
ゲストハウスの価格調査、2回目。今回は4月15日の宿泊料金が対象です。新型コロナウイルスが世界中に広がりパンデミック状態です。世界中の国で人の入出国が制限されつつあります。日本でもイベントの自粛要請が延長され、いつ解除されるのやら。
その影響を一番受けるのが宿泊業界、しいてはゲストハウス業界だと思うのですよ。ゲストハウスはドミトリー (相部屋) が主ですから影響が大きい。ドミトリールームを閉鎖したり、休業するゲストハウスさえ出てきました。東京オリンピックが中止や延期となれば、いったいどうなっちゃいますかね? 考えたくもないですが・・・
さて、4月のゲストハウスの価格調査です。前回の3月の調査では調査日が2月15日でしたので、まだ、日本でのイベントの自粛、学校休校の要請やイタリア、スペインでの感染拡大などの影響は反映されていませんでした。ヨーロッパでの感染拡大は気がかりではありますが、中国をはじめアジアでは収束しつつあります。
例年、4月は暖かくもなり旅行者も増え、3月後半あたりからは宿泊料金も上昇傾向になります。新型コロナの影響で1月、2月の宿泊料金の下落が大きかっただけに、4月は上昇してもらわないと適正価格を大きく下回る今の状態では経営を維持できません。
調査結果は・・・
4月のゲストハウス・ホステルの宿泊料金は3月に比べると若干の上昇となりました。ただ、福岡市のみ平均値、中央値ともに価格は下落、大阪市も中央値は以前、2,000円の大台割れです。極端な安売りは減ってるようですが、新型コロナウイルスの収束がまだ読めないため、なかなか宿泊料金を上げられないのが現状のようです。遅くてもゴールデンウィーク前までには収束してもらいたいものです。