インドのATMで悪戦苦闘!(ドンムアン→チェンナイ)
19;45発(タイ時間)チェンナイ行き。いよいよインドに飛び立ちます。不安と期待と、不安と不安と不安だらけです。
飛行機から見るバンコクの夜景はキレイでした。さようなら、バンコク。しばらくして機内食が出てきました。お腹いっぱいだったけど詰め込みます。なかなかの美味でした。
インドのチェンナイ国際空港には夜9時40分(インド時間)頃の到着となりました。インドとタイには1時間の時差があるので3時間あまりのフライトでした。ここの空港、かなり荒い感じで荷物が出て来ます(汗)。インドですね。さて移動です。チェンナイ空港は町の中心から離れた場所にあります。予約したあるチェンナイの宿までは15キロほど離れている。
外に出ると暗闇の中、黒い肌のインド人がズラリとホテルの名前を書いたプラカードを持って出迎えていた。なんだか怖い。
宿へは空港近くの駅、ティルスラム駅からチェンナイの中心、エグモア駅まで行けるようなので、夜だけど頑張って列車で移動するつもりでいた。とりあえずインドルピーを調達しなければならない。
インドにはATMが少ないとネットでの情報だったが、さすがにここは国際空港だ。空港の中には小さな両替所もあった。タイバーツも残っていたが、夜も遅いし早く宿に着きたかったので、何気に空港を出てしまう。外には一台だけATMがあった。少ない、ここ国際空港だぞ。
インドに入る前、タイでクレジットカードの利用状況を確認していた、それによるとATMの利用料がかなり掛かっている事に気づく。利息より高いじゃないか!「現金はなるべく持たない」と決めて小まめに下ろしていたのが裏目に出た。インドにはATMも少ないと事なので、ここは一気に3万ルピー(約6万円)ほど下ろしておく事にした。いざ、インドのATMへ向うのだが・・・
ATMには「VISA」も「Master」のマークも付いていなかった。クレジットカードは使えるのかな? とりあえずカードを入れて、これまでと同じようにキャッシングを試みる。カードは入れてすぐ抜き取るタイプなので安心だ。ちゃんと英語の表示も選べる。何の問題も無いはずだった。金額の入力画面まで進み「30,000」と打ち込むと・・・
ATMの画面に何やら英語のメッセージがチョロと表示され、すぐに最初の画面に戻ってしまった。お金は・・・ 出てこない! え~、ひょっとしてクレジットカードが使えないの? 別のカードでも試すが結果は同じだった。きっと、このATMがクレジットカードのキャッシングに対応していないのだろう。他のATMを探す事にした。しかし、辺りにはこの1台しか見当たらない。
さすがに焦った。移動するにもお金がない事には・・・ 時間は夜の11時になろうとしている。優しそうなインド人を見つけて近くにATMは無いのか尋ねる。国内線のターミナルの方に2台あるとのことだ。行ってみると確かにあった。しかし、同様にクレジットカードのマークは無い。大丈夫か・・・
駄目だった。2台とも金額の入力画面までは行くのだが、金額を入れると最初の画面に戻ってしまう。もしくは、金額の入力画面に戻る。お金を引き出す事が出来ない。インドのATMではクレジットのキャッシングに対応していないのか?
とりあえず、近くのティルスラム駅まで行ってみる事にした。途中にもATMがあるかもしれない。予約してある宿はチェンナイの中心、エグモア駅の近くにあった。列車に乗ってしまえば、何とか自力で辿りつけそうだ。空港の前の道に出ると、タクシーとオートリクシャのおっちゃん達がわんさか寄ってきた。「ホテルは決まっているのか?」「チェンナイの中心まで600ルピー(約1,200円)だ!」
夜も遅いし、暗い中をホテルの場所を探して歩くのも危険なので乗ってもいいかな、と思ったがお金がない。「お金、持ってないんだ」と説明すると「ATMにも寄ってやるから、乗って!」と薦めてくる。でも「600ルピーは高いだろ」と言うと時計を指差し「夜間割り増しだ!」と、一応、高いという認識はあるようだ。