みちしるべ2

元トヨタ期間工が田舎でゲストハウスを経営!日本でゲストハウスは馴染まないのか?

四国遍路 3日目 第8番札所熊谷寺(くまだにじ)~第11番札所藤井寺(ふじいじ)、さくら旅館

     徳島編

3日目は十楽寺の宿坊をスタート。第8番札所熊谷寺(くまだにじ)から遍路ころがしの手前、第11番札所藤井寺(ふじいじ)までを納めます。

十楽寺の朝の勤行は6時30分から。参加は自由。泊まっているのは僕も含め二人。で、一緒に泊まっていたおばちゃん、参加しなかったぁぁ!! 住職と僕、ワンツーマンで・・・ 読経。「この時期、お遍路さん少なくてね・・・」ここでは数珠の持ち方他、参拝の作法などを教えていただきました。ワンツーマンで。7時より朝食。だいぶスタートが遅れた。

8番札所熊谷寺の山門 8番札所熊谷寺の中門

十楽寺を出て次に向かうは熊谷寺。ここには大きな山門があり今までの札所と違い古い感じで、お遍路に来た!! と、実感できるお寺です。

8番札所熊谷寺の本堂 8番札所熊谷寺の多宝塔

熊谷寺を納めて次は第9番札所法輪寺(ほうりんじ)へ。

熊谷寺の山門を出て少しいったところで気づいた! 御影(おすがた)を頂いていない。納経所で頂けるのですが、納経所によって手渡しでくれる所と自分で取らなければいけない所の2種類がある。熊谷寺は自分で取らないといけなかったのだ。戻るのもイヤだ! 諦めモードに入っていると前から茨城のお遍路Aさん。早い。追いつかれた。彼が泊まった安楽寺の朝の勤行は6時から、朝食は6時30分。僕よりスタートが30分早い!!

「また、会いましたね。もしよかったら御影をもらうの忘れたので、僕の分ももらってきてくんない。」
「いいけど、もう追いつかないかもしれないよ。」

そうだよな。これから熊谷寺だもんね。次の法輪寺で待っててもいいのだが、なんせご朱印をもらい忘れる人だから当てにならん!! 諦めよう。法輪寺へと歩き始める。

9番札所法輪寺の山門 9番札所法輪寺の山門

法輪寺に着くといきなり作務衣を着た人に声を掛けられた。住職さんか?「ここのベンチに荷物を置いて参拝しなさい。こうやって・・・ 金剛杖はこうして・・・ 菅笠はこう・・・ こうしてると大丈夫。お寺で物を盗む人はいないから。」強引にベンチに荷物を置かされた。・・・参拝終了。

すると今度は「リックを背負ってこっちに来い」と言う、言われるままにしているとリックの紐を引っ張りキツキツに。「これで焼山寺、登るんやで。遍路ころがしもこれで大丈夫。」結構きついんですけど。こんな感じで法輪寺は納めました。

9番札所法輪寺のトイレ

ここのトイレは変わった形をしていた。次は第10番札所切幡寺(きりはたじ)へ向かいます。

10番札所切幡寺の山門 10番札所切幡寺の本堂 10番札所切幡寺の大塔

切幡寺は少し高いところにあり333段の階段が名物。お寺に登る入り口あたりのうどん屋(?だぶん、うどん屋だった)に、「お遍路さん荷物預かります」と休憩所が作ってあった。お店は今日は休み。地元のおばちゃんが「ここに荷物置いて登りぃー」と声を掛けてくれた。

ここで新たに歩き遍路のお遍路Bさんと出会った。60過ぎだったかな? 切幡寺まで同行することになりました。333段の階段はなかなかキツイ。でもこの時は知らなかった、山寺の階段と長~い参道はこんなもんじゃないてことを。333段なんて・・ かわいいもんだ!!だったのです。

 - 徳島編