みちしるべ2

元トヨタ期間工が田舎でゲストハウスを経営!日本でゲストハウスは馴染まないのか?

四国遍路 7日目 第20番札所鶴林寺(かくりんじ)、第21番札所太龍寺(たいりゅうじ)、坂口屋

     徳島編

7日目は立江寺の宿坊からのスタート。第20番札所鶴林寺(かくりんじ)と第21番札所太龍寺(たいりゅうじ)を納めます。

朝の勤行。その後食事をいただき宿坊をスタート。少し前に3人組のおばちゃんお遍路はスタートしていた。この3人組意外と歩くのが早い。いったん追い付いたがトイレに寄ってる間に追い抜かれた。なかなか追い付けない。やっとローソンで追いついた。「若い人は歩くの早いね」って、一緒のペースで歩いて来たじゃないか!! 鶴林寺は山寺で登り始めると店がない。ここで、おにぎりを2個買ってこれが今日の昼飯です。おばちゃん達はここで休憩。僕は休まず歩きます。少し雨も降ってきた。

20番札所鶴林寺への道しるべ 水呑大師

鶴林寺登山口に着いた所で車からひとりのお遍路さんが降りてきた。この人は・・・ 鱗楼まで一緒だったCさんではないか!! 昨日はここ登山口近くのバス停まで歩き、バスの時刻表を確認して旅館の人に迎えに来てもらったそうだ。そして今日はここまで送ってもらったところらしい。

見たところカッパを着て雨対策もバッチリのCさん。これくらいの小雨ならカッパは着ない方がいいんだけど。カッパ着ると蒸れるんだよなあ。と、思いつつ。何事も経験だ! 何もアドバイスはせずに一緒の登り出しました。半分ほど行ったところで案の定、Cさん汗ダクダクに。「少し休んで行くからお先にどうぞ」とCさん。

20番札所鶴林寺の山門 鶴林寺本堂へ続く階段 20番札所鶴林寺の本堂 20番札所鶴林寺

Cさんと別れてひとりで鶴林寺に到着。参拝し終わったころにカッパを脱いだCさんも到着。「カッパで蒸れちゃって、体力消耗しちゃいましたよ。きつかった!」お疲れさまでした。区切り打ちのCさんとは、ここでお別れです。70歳までに結願したいと言っていた。出来るといいですね。

太龍寺への遍路道 水井橋 那賀川

鶴林寺を納めて次は第21番札所太龍寺です。鶴林寺からいったん那賀川まで下り再び山を登ります。「1に焼山、2に鶴、3に太龍寺」といわれる阿波の難所。

21番札所太龍寺の山門 21番札所太龍寺本堂への階段 21番札所太龍寺の本堂 21番札所太龍寺の大日如来像

約3時間掛けてようやく太龍寺に到着です。さらにその先、ロープウェイ乗り場の横から登っていくと弘法大師が虚空蔵聞持法の修行をしたという舎心ヶ嶽(しゃしんがたけ)があります。太龍寺を納めて時間もあるので舎心ヶ嶽まで行くことに。

舎心ヶ嶽の参道 舎心ヶ嶽の参道 舎心ヶ嶽の参道

600mほどの参道には四国八十八箇所のご本尊様の石造が並んでいます。「ここからはお大師様がお迎えにこられます」との石柱が・・・。そして見えました!

舎心ヶ嶽の大師像

岩の上に座った修行中のお大師像が。「お大師様の所まで行けるのかな?」道がない! 岩だ! ロープを伝って近くまで行けるようにはしてあるみたいだが・・・ どう見ても危ない!! 落ちたら死ぬな・・・ 諦めてロープウェイ乗り場までもどる。そこの展望台からも遠くに小さくお大師像を見ることができました。さあ、これで今日は終わりだな。さすがに山登りは疲れた。ここでしばらく休憩して今日の宿に向います。

坂口屋の浴場

今日の宿は太龍寺を下った所にある坂口屋。午後4時頃にチェックイン。部屋でゆっくりくつろいで大浴場へ。ここは風呂は広いし、洗濯機と乾燥機も複数あり順番を待たずに使えます。設備充実のお勧めの宿です。

坂口屋の夕食

お風呂からあがり夕食。今日一緒になったお遍路さんは、車で回っている年配の男性お遍路。歩き遍路の経験もあるみたいで、いろいろアドバイスをしてきます。「歩きは、急がず休まずが基本なんだよ」・・・内容覚えてない。聞き流してたもんなあ。昨日のデジャブを見てるようでした。これで阿波の三大難所を攻略。四国遍路順調です。

*このブログは四国遍路の回想記です。記憶違いで若干事実と違っている場合があります。

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