中山道リベンジ 2日目(後編) ・・・奈良井宿(ならいしゅく)~塩尻宿(しおじりしゅく)、ホテル中村屋
・・・前編の続き
奈良井宿は間違いなく中山道の最大の見所のひとつだ。江戸の町並みが見事に保存されている。ちょうど昼時、飯を食う事にした。自転車で宿場町を突っ切って駐車場まで走る。駐輪場に自転車を止め、ゆっくり宿場散策だ。(動画 – YouTube)
まずは、腹ごしらえ。駐車場横のそば処楽々亭で盛りそばをいただく。あとから「そば湯です」と、そば湯が出てきた。これってどうやって飲むんだ? つゆに入れて薄めて飲むのか?
奈良井宿は約1kmにわたって江戸の町並みが続く。日本最長の宿場町だ。
鳥居峠に向かって緩やかな登り坂の道に出桁造りの家が並ぶ。
奈良井会館の観光案内所の向かいの道に入った所に本陣跡の碑が立っている。近くに郵便局があった。景観に合わせて作られた現在の施設も見所のひとつだ。
自動販売機は木目調。横の空き缶入れも木目になっていた。「今でしょ 見るのは、」流行もしっかり押さえております。奈良井宿を後にし次の贄川宿(にえかわしゅく)へ向かう。
漆器の街・平沢を抜ける。街道沿いに漆器店が立ち並ぶ。
道の駅木曽ならかわの先で国道19号に合流。国道と出会い分かれつ進む。国道から分かれ山間の道を進むとのどかな住宅街に出る。深澤家住宅あたりからが宿場の中心か? 贄川宿には古い建物はほとんど残っていなかった。
国重要文化財、深澤家住宅。奈良井宿の町並を見た後だけに「ふぅ~ん」て感じでした。前に軽トラも止まってるし・・・
住宅街を抜けて関所橋を渡り国道に合流する。関所橋の手前に贄川番所が復元されている。ここが贄川宿の唯一の見所か。
ここからは国道19号を走る。国道沿いに「是より南木曽路」の碑。ここで木曽路は終わり。木曽路はすべて山の中、ようやく石畳と峠道から開放されるのか・・・?
「是より南木曽路」の碑。木曽路の北の入口だ。
午後2時20分、本山宿(もとやましゅく)の大看板。鳥居峠を越えてからは、ほぼ下り坂だ。
本山宿には少し古い建物が残る。しかし、どうしても奈良井宿の町並と比べてしまう。次の宿場は洗馬宿(せばしゅく)。
牧野一里塚跡「江戸へ六十里」と書いてある。
午後2時40分、洗馬宿本陣跡。洗馬宿には宿場の面影はほとんど残っていない。
邂逅(あうた)の清水の入口。奥までは行かなかった。
さて、今日はここで終わり。今夜の宿は塩尻駅近くのホテルを予約してある。時間はまだ午後3時にもなっていない。そこで塩尻宿まで散策することにした。塩尻駅は中山道から少し北へと外れる。まずは、ホテルの場所を確認しに駅へと向かった。塩尻市は予想に反して都会だった。僕の中では長野県の内陸部はドの付く田舎のイメージがあった。ホテルの場所を確認し塩尻宿へ向かう。
塩尻宿は国道沿いにある。国道153号は緩やかに登っていた。この先に塩尻峠があるからだ。明日はいきなり峠越えか!
塩尻宿は、国道沿いだけあって再開発が進んで昔の面影はほとんどない。高札場が復元されていたが、本陣跡などは石碑が立つのみだった。ホテルへ戻る。今夜の宿は塩尻駅近くのホテル中村屋。午後4時、終了となりました。
ホテルの中華レストランで夕食をいただく。ボリューム満点の餡かけラーメン定食でした。胃もたれします。
本日の走行データ
移動距離:61.4km、平均時速:8km/h
注)この記事は中山道自転車の旅から帰った後に書いております。