中山道リベンジ 最終日 上尾宿(あげおしゅく)～日本橋(にほんばし)
中山道の旅もいよいよ最終日となりました。思えば7月に始めた中山道の旅。一度は撤退はしたものの、何とか走破できそうです。あとは東京まで突っ走るのみ！
日本橋までは残り約48km。急いで出発する必要もなく、ゆっくり朝食のバイキングで楽しんだ。7時20分にホテルを出る。最終日、天気は何とか晴れてくれた。どうやら、びしょ濡れで新幹線に乗る事だけは回避できそうだ。
桶川の町中を抜けて、県道134号を走り上尾宿へ。20分ほど走ると上尾駅の駅前に着いた。この辺りが宿場町の中心なのだが昔の面影はほとんど残っていない。あとは、ただ東京までを走るだけとなりそうだなあ～。次は宿場は大宮宿(おおみやしゅく)。
午前8時、加茂神社を通過。すでに、さいたま市内である。
午前8時30分に大宮駅前を通過。大宮市かと思っていたが、平成の大合併により浦和市、与野市と合併し、さいたま市の一部となっていた。大宮は人とクルマでごった返す大都会だ。宿場の面影はまったくもって見当たらない。次は浦和宿(うらわしゅく)へ。
浦和宿も大宮宿と同様に両側にはビルが建ち、昔の面影は見当たらない。ガイド本には「本陣跡の碑や浦和宿二・七市場の碑が立つ」とあるが、対向車線側にあったのか見つける事が出来なかった。もう、この先では宿場の雰囲気を感じる事はできないのだろうか？ 次の宿場、蕨宿(わらびしゅく)へ。
六辻の交差点で国道17号と交差して中山道は続く。東京外環自動車道の高架をくぐった所に、辻の一里塚。さらに行くと「中山道蕨宿 十六橋」とあった。この水路の橋のことだろうか。そして、久しぶりの木の標柱だ。ちょっと、街道らしい雰囲気が出てきたぞ。
中山道は、この先で国道17号に出る。国道を渡った先に蕨宿の入口があり、さらに中山道は続いている。入口には木戸門のモニュメントが建ち、横にモダンな感じの交番が建っていた。まるで宿場の番所みたいだ。交番の横に「中山道 ふれあい広場」
蕨宿には古い建物も残り宿場町の雰囲気を感じる。ビルの建ち並ぶ都会から離れた落ち着いた町並みでした。
昔は茶屋だった10代続く煎餅の蔓寿屋。歴史民俗資料館には蕨本陣跡がある。出口にも木戸のモニュメントが建ち、蕨宿を抜けたところで国道17号に合流する。ここからは国道17号を、ひた走る。次はいよいよ東京都だ。そして中山道最後の宿場、板橋宿(いたばししゅく)へ。
午前9時52分、埼玉県と東京都の県境の荒川に到着。戸田橋を渡って東京都内へ突入する。ゴールは近い！
荒川を渡ると何だか空気が変わったような感じがした。クルマの排気ガスで喉が痛い。国道17号を走り首都高速の高架と交わる辺りで、中山道は国道から左に分かれて板橋宿へと入っていく。
板橋宿の名前の由来となった板橋。現在はコンクリート製となっている。「距日本橋ニ里二十五町三十三間」とある。日本橋まで残り10.642kmだ！
しばらく行くと旧中山道仲宿の交差点。板橋商店街の入口だ。しかし、何故、ウサギ？ 細い商店街の中を進み、商店街を抜けると国道17号に出る。
中山道は国道17号を横断した先に続いている。少し国道を走った先で国道を横断。中山道へ戻った。さて、この先は「おばあちゃんの原宿」と呼ばれる巣鴨地蔵通り商店街の中を通って中山道は進む。
路面電車が走る都電の踏み切りを渡れば巣鴨地蔵通り商店街。
巣鴨地蔵通商店街は人でごった返していた。さすが、おばあちゃんの原宿と呼ばれるだけはある。人が多いので自転車を降りて歩く。とげぬき地蔵尊・高岩寺の前は参拝者で賑わっていました。
巣鴨地蔵通り商店街を抜けると再び国道17号に合流する。さあ、ラストスパートだ！ あとは日本橋へむけて走るのみ。
午前11時24分、東京大学赤門前を通過。基本的には国道17号を走ればいいのだが、やっぱり市街地に入ると道が入り組んでいて苦手だ。スマホで位置を確認しながら進む。ムムッ、旧白山通りの次は本郷通りだな！
午前11時34分、神田神社前。もう、こんな所まで来ていたのか！ 東京、狭ッ！ と思ってしまった。荒川を渡り東京都に入ったのは午前10時頃だったので約1時間半で東京の中心まで来てしまった。
一度は行ってみたかった秋葉原にちょっと寄り道。人がごった返し、メイドさんが・・・場違いな所に来てしまった。そそくさと退散！
12時12分、ついにゴールの日本橋に到着。ついに中山道を走破です。まあ、いろいろトラブルもあったけど、楽しい夏の思い出となりました。さて、この後は東京散策？・・・いや、新幹線で帰ります。だって疲れていたんだモン！
さようなら中山道！ 愛知へGO！
本日の走行データ
移動距離：49.4km、平均時速：10km/h
注）この記事は中山道自転車の旅から帰った後に書いております。
