インドのATMで悪戦苦闘!(ドンムアン→チェンナイ)
次の日、とりあえずはインドルピーだ。昨日は夜遅かったので銀行のATMでは預金は下ろせても、クレジットカードでのキャッシングはできなかったのかもしれない。宿の近くのATMでキャッシングを試みる・・・ が、やっぱりお金は出てこなかった。金額を入れると、金額の入力画面に戻ってしまう。そこで銀行の窓口でキャッシングする事にした。
銀行の窓口に行きクレジットカードを見せて「これでお金は下ろせるか? VISAは使えるか?」聞くと「ATMで使えるからATMに行け!」との事。たぶん窓口での手続きが面倒なのだろう。それに英語もろくに喋れない外国人相手だ。普通、そうなるわな。
その銀行のATMへ行ってみる。外国のATMは建物の外に置いてある事が多いが、インドのATMはきちんと建物の中にあった。入口はガラス戸で仕切られていて日本の銀行のATMと何ら変わらない。そこには二人のインド人がいた。一人が中のATMでお金を下ろしていて、一人は外で待っている。しかし、なかなか中の人が出てこない。かなり、手間取っている様子。
ATMが故障しているのだろうか?と思っていたら、中の人がおもむろに外で待っていた人を中に入れた。二人でゴチャゴチャやっている。しばらくすると、今度は僕に手招きしてきた。何なんだ、いったい!
人がお金を下ろしているのを見るのは変な感じだ。遠慮がちに中を覗き込んでみると画面は英語だった。「ここから、どうすればいいのだ?」どうやら字が読めないらしいのだ。でも何で英語なのだ。
何とか金額を入れる画面まで辿り着き、入力した金額は500ルピーだった。日本円で約1,000円です。そうなのか? こんな小額を下ろすのか? 3万ルピーは、ひょっとして下ろせる限度額を超えていたのではなかろうか?
ATMのボックスの外に出ると、体格のいいスーツ姿のインド人が僕の次に並んでいた。これまでのやり取りを見て少しイライラしてる様子。ようやく次の人の番となった、が、またゴチャゴチャと手間取っている。そして・・・ また手招きしてきた。オマエもかい!
やっぱり字が読めないみたいだ。すると後ろにいたスーツ姿のインド人がグッと割り込んできた。「早くしろ!このボタンを押して、金額を入れろ!」と言ったかは分からないが、かなり高圧的な言い方で指示を出していた。金額を入れる指が震えている。ちょっとかわいそうだった。入力した金額は2,500ルピー(約5,000円)だった。そして財布にしまうカードをチラッと見た。そこには「VISA」のマークが確かにあった。よし、下ろせるぞ!
さて、次は僕の番だ。後ろには、かなりイラついた体格のいいインド人が待っている。ここは一発で決めなければ! 多分、一回で下ろせる限度額を超えていたのだろう。しかし、小額を下ろせば、小まめに引き出す事になり手数料がかさむ。さて、インドの限度額はどれくらいだろうか? 前の人は500と2,500ルピーだった。いろいろ考えた末、5,000ルピーが妥当な線だろう。「5,000」で行くぞ!
金額の入力画面に進み「5,000」と入力する。すると、カタカタと頼りない音がして5,000ルピーが出て来た。やった! キャッシング出来たよ! もう泣きそう! 後ろのインド人に怒鳴られなくで済んだよ。
後ろのインド人が済んだら、もう一度お金を引き出す。5,000ルピーでは心もとない。インドのATMでの限度額も確かめておきたかった。まずは「30,000」は駄目だったので「20,000」と入力する。しかし、駄目。次の「15,000」でも駄目。そして「10,000」では・・・ 10,000ルピー、ちゃんと出てきたよ! インドのATMで一回で引き出せる金額は1万ルピーでした。
世界一周 109日目【6/24】(タイ・ドンムアン空港-インド・チェンナイ)
朝食 105バーツ
タイ国鉄(-ドンムアン) 11バーツ
トンカツ定食(さぼてん) 365バーツ
定食(FUJIレストラン) 288バーツトゥクトゥク 500ルピー
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合計769バーツ(≒2,800円)+500ルピー(≒1,000円)