みちしるべ2

元トヨタ期間工が田舎でゲストハウスを経営!日本でゲストハウスは馴染まないのか?

四国遍路 26日目 ~久万高原手前、内子町(旧小田町)、ふじや旅館

     愛媛編

26日目は大洲市ときわ旅館をスタート。第44番札所大寶寺(たいほうじ)までは47km。内子町で一泊して明日、大寶寺を目指します。

水没MP3プレイヤー

朝起きてMP3プレイヤーの電源を入れる・・・ 動かない。ここで完全に諦めた。

ときわ旅館朝食

食事をいただき朝7時に旅館を出る。今にも雨が降りそうな空。まずは、目指すは十夜ヶ橋(とよがはし)。弘法大師が野宿修行をした場所です。国道56号線を通り大洲市街地へ。

十夜ヶ橋 十夜ヶ橋

午前8時、国道56号線上に十夜ヶ橋があった。思っていたより小さな普通の橋だ!車の交通量も多い。

十夜ヶ橋 十夜ヶ橋

橋の下に下りると横になった弘法大師の姿が。ここで寝るのは無理だな。昔の方が静かで寝れたんじゃないかなあ。橋の近くには永徳寺。野宿お遍路Iさん、ここの通夜堂に泊まったのだろうか?

大洲市から内子町へ。本町通りの美しい街並みを抜けて、午前10時頃に道の駅からりに到着。休日のせいか道の駅は人で一杯だった。ここを過ぎると食べる所がない。でも、昼飯には早すぎるしゆっくり休憩もできそうもない。道の駅からりを後にする。しばらく歩いて小さな店でパンを買って、腹ごしらえしているとIさんがやって来た。

「道の駅で追い抜かれたよ。気付かなかった? 昼飯を買っていたんだけど・・・」
「そうなんだ。気付かなかった。昨日は十夜ヶ橋に泊まったの?」
「十夜ヶ橋(永徳寺)の通夜堂に泊まったよ。朝5分ぐらい草むしりして出てきたよ。」
結構、律義な方でした。僕はまだ食事中。Iさんは道の駅で休憩していたらしく先に行ってしまった。パンを2個とコーラを飲み干し、いざ出発。すると、なんとかもっていた天気が崩れ、雨が振り出した。しばらく歩くとIさんが雨宿りしていた。そこはお遍路無料宿、中には布団も用意されている。「電話はしないでください」とあった。勝手につかってね。って事らしい。

「今夜はどこに泊まるの?」
「まだ、決めてないけど。小田あたりで探そうかと。」
「それじゃあ、農祖峠を通るんだね。どっちがいいのだろう。」
ここで地図を確認。大寶寺に行くには農祖峠遍路道と鴇田峠遍路道がある。農祖峠の方が標高は低いが勾配が急。鴇田峠の方は勾配は緩やかで楽そうだが宿がない。手前で宿を取ると午後2時頃には本日終了となってしまう。
「やっぱりこっち(農祖峠)だよね。道の駅もあるみたいだし・・・。」
Iさんは小田にある道の駅せせらぎで野宿する予定らしい。僕も今夜の宿を予約する。雨も弱まりIさんと別れ再スタート。

国道379号線を歩く。午後2時頃から大雨になった。ずぶ濡れになって旧小田町へ。今日は素泊まり。途中、Aコープによって夕飯と朝のパンを買い宿へ向う。午後4時、今日の宿、ふじや旅館に到着。明日は久万高原へ登ります。峠道も通るので雨が心配です。

*このブログは四国遍路の回想記です。記憶違いで若干事実と違っている場合があります。

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