みちしるべ2

元トヨタ期間工が田舎でゲストハウスを経営!日本でゲストハウスは馴染まないのか?

四国遍路 8日目 第22番札所平等寺(びょうどうじ)、第23番札所薬王寺(やくおうじ)、薬師会館

     徳島編

8日目は坂口屋から第22番札所平等寺(びょうどうじ)と阿波最後の札所、第23番札所薬王寺(やくおうじ)を納めます。

今日は坂口屋からスタート。朝食を終えていざ出発! しばらく歩くと後ろからクラクションが。宿が一緒だった車遍路の男性でした。

22番札所平等寺の山門 22番札所平等寺の本堂 平等寺本堂からの展望

約2時間ほどで平等寺に到着。階段には厄除け祈願のお賽銭が。

平等寺本堂天井画

本堂内の天井画は一見の価値あり。平等寺を納めて次が阿波最後の札所薬王寺です。

逆杉 逆杉 美波町

月夜御水庵(つきよおみずあん)の逆杉(さかさすぎ)を通り美波町に入ります。NHKの朝ドラ「ウェルかめ」の舞台地です。どれほど歩いたのか? お昼を過ぎた頃についに見えました!

美波町太平洋 美波町太平洋

海だ! 大平洋だー! ここからは海沿いを歩きます。サーファーの姿もチラホラ見ることが出来ました。そして旧日和佐町へ。

美波の恋人岬 美波町マンホール

うみがめ博物館の前を通り旧日和佐町内に・・・

美波町の海亀 美波町の海亀

海亀の街日和佐町では、たくさんの海亀と出会えます。

23番札所薬王寺の山門 23番札所薬王寺の本堂

平等寺を出て約6時間、ようやく薬王寺に到着。ここは厄落としのお寺で有名だそうです。

23番札所薬王寺の厄坂

境内には男厄坂、女厄坂、厄坂があり階段には平等寺と同じく厄除け祈願のお賽銭が置いてありました。

3番札所薬王寺の癒祇塔

ここには変わった形の癒祇塔(ゆぎとう)という塔があります。

薬王寺癒祇塔からの展望

塔には登ることができ、美波の街を見渡す事ができます。遠くに城が見えました。「あのお城は何ですか?」と塔の受付の方に聞くと「あれは城ではなく資料館みたいなものなんですよ。」と教えてくれた。でも、後で調べてみると日和佐城とちゃんとした名前があった。

薬師会館の部屋 薬師会館の温泉

薬王寺を納めて今日はここの宿坊、薬師会館に泊まります。ここはホテルみたいな作りで温泉が併設されています。温泉は一般の方も入ることができ、地元の方も利用されていました。とりあえず温泉へ。サウナに入って汗をかき、ゆっくり湯船につかって疲れを取ります。

薬師会館の夕食

そして夕食。ここで昨日、立江寺の宿坊で一緒だったおばちゃん3人組と再会。

「昨日は何処に泊まったの?」と聞かれた。
「僕は坂口屋に泊まりました。」
「どうだった?」
「お風呂が広くてよかったですよ。」
「そう。私達はちょっと手前の龍山荘にね。こちらもよかったですよ。」

立江寺で車遍路の方が、二つの宿を比較してたので気になったんだろうなぁ。

食事が終わるともう一度温泉へ。そこでなんと焼山寺で出会った20代半ば野宿遍路の方と再会。肺の病気で長期入院していた方です。道、間違えてたけど・・・、無事にここまで来てたんだ。よかった! 「あれから女神に会いましたよ。」道を引き返す途中に出会った女性の事を言ってるのか。たしかに綺麗な人だったなぁ。今晩は道の駅日和佐で野宿をするらしい。風呂もひさしぶりなんだとか。僕は野宿は出来ないな。

今日で発心の道場徳島県を終わり、修行の道場高知県へ。明日は一日中歩くことになります。

*このブログは四国遍路の回想記です。記憶違いで若干事実と違っている場合があります。

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