みちしるべ2

元トヨタ期間工が田舎でゲストハウスを経営!日本でゲストハウスは馴染まないのか?

四国遍路 24日目 第41番札所龍光寺(りゅうこうじ)、第42番札所佛木寺(ぶつもくじ)、民宿兵頭

     愛媛編

41番札所龍光寺本堂と稲荷神社 41番札所龍光寺の本堂 41番札所龍光寺の稲荷神社 41番札所龍光寺の地蔵菩薩像

午後2時、龍光寺に到着。ここの山号は稲荷山。山号が示すとおり境内の奥、高いところに稲荷大明神を祀る神社がある。こちらもお参りさせていただき、龍光寺を納めました。

中山池自然公園

次の佛木寺までは約1時間程度。県道31号線を歩くはずだったのだが・・・ 道しるべの示すがままに歩いていると、大きな池のある公園内へ。なぜか中山池自然公園の中に入ってしまった。なんか遠回りしているぞ。どうやら道を間違えた。ナビで確認して県道に戻る。

42番札所佛木寺の山門 42番札所佛木寺の境内 42番札所佛木寺の六角堂 42番札所佛木寺の七福神

午後4時頃に佛木寺に到着。参拝も終わり今日の宿を予約する。今日の宿は民宿兵頭。「今晩泊まれますか?」「いいですけど、外出するので大した料理は出来ませんがよろしいですか?」どうやら今日は休業する予定だったらしい。無理を言って泊めてもらうことに。宿も決まり休んでいるとIさんがやって来た。いつの間にか追い抜いていたようだ。

「馬目木大師前あたりで見つけたんだけど・・・ 馬目木大師に寄ったので追いつけなかったよ。」
「気付いてたよ。後ろから歩いてきてるなあ~って。あの後、少し迷っちゃて・・・。」
「迷ってる間に追い抜いたのかな。ここに来る時、池のある公園を通らなかった・・・。」
後で調べると龍光寺の出口で間違えたみたいだ。「通らなかったよ。」とIさん。

「今晩の宿、決まった?ここら辺、野宿する所がなさそうで・・・。」と、Iさん。
「さっき、民宿兵頭に予約した。外出するみたいで大した料理は出せないって言ってたよ。」
「僕もそこにするか。ここら辺は民宿も少ないし。」
Iさんも民宿兵頭に泊まることになった。

Iさんと別れて歩き出す。ここから4kmほど行った所に民宿がある。1時間ほどで着くだろうと思っていたのだが・・・

歯長峠へ 送迎庵見送り大師

この間にある歯長峠が曲者だった。かなりの難所。頂上付近では200mほどの急勾配が続きます。歯長峠の登り口に休憩所があった。そこで一人の野宿遍路の方が野宿の準備をしていた。僕には気付かない様だったのでスルーして民宿へと急ぐ。歯長峠を超えて峠道を抜ける頃には午後6時を過ぎていた。ポツリポツリと雨も降り始める。

2010_06_24

ようやく民宿に到着。まずは風呂に入る。食事はIさんと一緒にいただこうと、Iさんの到着を待つ事になった。洗濯物を洗濯機に放り込み、部屋でコーヒーを飲みながらIさんを待つ。「Iさん、遅いなあ」午後7時を過ぎてIさん到着。風呂に入り、7時40分に食事となった。

民宿兵頭の夕食

「大した料理は出せないよ」と言っていたが、そんな事はなく結構手の込んだ料理が並んでいる。今日の宿泊客は僕らだけ。テレビを挟んで食事をいただく。深夜にはサッカーワールドカップ、デンマーク戦があるらしい。

「意外と遅かったね。雨も降り出したので心配しちゃったよ。」
「峠の登り口の休憩所に野宿遍路がいただろう。30分ほど話こんじゃって遅くなったよ。」
「そういえばいたね。僕はスルーしたけどね。しかし、ここまでキツイとは思わなかった。」
「うん。焼山寺みたいに最初から分かっていたらいいんだけど。心構えの問題だね。」
「あっ!昨日言ってたナビ、見つかった。リックのサイドポケットに入ってたよ。」
テレビではサッカーの話題で一色だ。「今晩、観る?」「いや、やめとく。」お遍路中は早寝早起き。こんな感じでお遍路話で盛り上がった。食事を終えて部屋に戻る。洗濯物を部屋に干して今日も終了。

*このブログは四国遍路の回想記です。記憶違いで若干事実と違っている場合があります。

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