みちしるべ2

元トヨタ期間工が田舎でゲストハウスを経営!日本でゲストハウスは馴染まないのか?

四国遍路 36日目 第66番札所雲辺寺(うんペんじ)~第69番札所観音寺(かんおんじ)、藤川旅館

     香川編

36日目は民宿岡田をスタート。第66番札所雲辺寺(うんペんじ)から第69番札所観音寺(かんおんじ)までを納めます。

朝6時に朝食。
「今日はどこまで行くの?」とお遍路Dさんが聞いてきた。
「観音寺まで打とうかと・・・宿もこの近くに取るつもりです。」
「まあ、その辺だよね。でも、君の足なら次の本山寺まで行けるんじゃない?」
「いえ、明日は善通寺(ぜんつうじ)の宿坊に泊まる予定なので、今日は無理しないんですよ。やっぱり善通寺には泊まっておきたいでしょ。」
「なるほどね。」と納得した様子。

善通寺は弘法大師の父、佐伯善通(さえきよしみち)の名前が付いた真言宗善通寺派の総本山。そこの宿坊は押さえておきたい四国遍路のスポットの一つだ。食事を終えて民宿を出る。Dさんは一足早くスタートしていた。昨日、聞いてたとおり、登り口から1kmは勾配はそれほどではないが平らな所がない。ずーっと登り坂です。そこを抜けると意外と楽。

66番札所雲辺寺の山門 66番札所雲辺寺の本堂 66番札所雲辺寺の大師堂 66番札所雲辺寺の一言観音

雲辺寺手前でDさんと合流し、午前8時30分に雲辺寺へ到着。一時間半で着いちゃいました。四国遍路の難所の一つと聞いていたが・・・大した事なかったなあ。実は昨日泊まった民宿岡田で、すでに標高240m。昨日かなり登っていたのだ。確かに椿堂の辺りから一気に登るとキツイのかもしれない。

66番札所雲辺寺の五百羅漢 66番札所雲辺寺の五百羅漢

雲辺寺といえば五百羅漢像とロープウェイです。ここの羅漢像は遍路前半で見た第5番地蔵寺の奥の院五百羅漢とは違ってとてもリアル造形です。

66番札所雲辺寺の五百羅漢 66番札所雲辺寺の五百羅漢

気持ち悪くなるくらいウジャウジャいました。「以前、来た時は少なかったんだけど・・・」とDさん。やっぱり山寺は街のお寺と違ってスケールが違うな。

雲辺寺登山道からの景色

雲辺寺は香川県と徳島県の境界線上にあり住所は徳島県三好市になります。つまり、ここは発心の地でもある訳です。涅槃の道場に入る前に「初心忘るべからず」って事でしょうか? いよいよ讃岐の国香川県に入ります。Dさんと別れ次の第67番札所大興寺(だいこうじ)へは約10kmほど。雲辺寺を下る道は登山道となっているらしく、多くの登山者とすれ違いました。登りと違ってよく整備されていて歩きやすい道です。

67番札所大興寺の山門 67番札所大興寺の本堂 67番札所大興寺の大師像 67番札所大興寺小松尾寺のカヤ

ちょうど昼頃に大興寺に到着。大興寺を納めて次は第68番札所神恵院(じんねいん)と第69番札所観音寺です。ここは同じ境内の中に二つの霊場があります。明治時代の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の影響を受け一寺二霊場の札所となったらしい。大興寺を出てすぐ国道に出ると・・・いました!

観音寺市の銭形くん

銭形くん。昨日もらった地図に「銭形くんの石碑に要注意」と書かれてあった。「西へ、8キロ」とあるが、指が指している方向は何故か北です。しかし何故、銭形平次なのか?(続きは次のページ)

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