みちしるべ2

元トヨタ期間工が田舎でゲストハウスを経営!日本でゲストハウスは馴染まないのか?

新年のご挨拶 今年は飛躍の年にするぞ!

     店主のボヤキ, 日常

明けましておめでとうございます。今年は良い年になりますように・・・と、言うか良い年にしなければなりませんね。何といっても今年は起業の年なのです。人生最大の勝負の年となりそうです。

昨年は思い通りに事が進まず、じれったい、足ふみの年となりました。ほとんどブログも更新しなかったので、ここからは昨年の出来事をザックリと・・・

3月に世界一周から戻ってきてから、さっそくゲストハウスの物件探しを始めたのですが、なかなか良い物件が見つかりません。初めは賃貸物件で探していましたが、ゲストハウスをするには内装を大幅にリノベーションしなければなりません。当然、大家さんの承諾を得る事は難しく物件探しは難航します。不動産屋では「そんな物件ないよ」と門前払いをくらう始末でした。賃貸ではほぼ不可能だと分かり、しかたなく不動産を購入する事にしました。我ながら思い切りました。

最初に見つけた物件は築40年の古民家でした。町の中心に位置し立地は最高。なんと言っても価格が土地建物合わせて300万円と格安でした。古民家と言っても最近まで人が住んでいたので、設備さえ整えばすぐにでもゲストハウスとして開業できそうな物件です。ただし、そう簡単にはいきません。延べ床面積が157㎡と広すぎました。

ゲストハウスを開くまでにはいくつかの法律の壁があります。その一つが建築基準法です。建築基準法では建物の用途が定められています。簡単に言えば「住宅」として登録されている建物を「ゲストハウス」にするには用途の変更が必要となるわけです。ただし、これには特例があって100㎡未満の物件ならば用途を変更する必要はありません。残念ながら100㎡を越えているので用途の変更が必要となりました。この他にも消防法、旅館業法と法律の壁が立ちはだかります。

結局、最初に見つけた物件は断念せざるを得ませんでした。改装工事の見積りを取ってみたところ、最低でも500万円、古い建物なので場合によってはそれ以上かかるとの事でした。なんせ古い物件なので以降のメンテナンスも大変そうです。

古民家を改装してゲストハウスやカフェを開くのは最近のブームなのですが、実際やろうとしてみるとなかなか大変だという事が分かりました。現在、日本では過疎化が進み、田舎には空き家が増えて社会問題化しています。こういう空き家を活用するためには、もっと規制を緩和してもらいたいものです。この空き家の問題。けっこう深刻なようで、聞くところによると、空き家1軒、取り壊して更地にするのに約300〜400万円かかるとか。嘘だろ!って話です。どうりで価格が安いわけです。オーナーさんにしてみれは「いくらでもいいので買ってくれないかなー」って感じだったようです。

ようやくゲストハウスの物件が決まったのは11月末の事でした。今度は築7年の新しい物件です。物件自体は9月に見つけたのだけれども、きちんと法律に適合できるのか調べるのと、金融機関の融資の調査で2ヶ月ほどかかってしまいました。無事、融資も下りて不動産を購入してしまいました。この瞬間、後戻り出来ないところまできてしまった。もう、前に進むのみです。と、ここまでが昨年の出来事です。

さて、今年の目標なのですが、まずは、きちんとゲストハウスを開業させることです。開業できれば後は何とかなるだろう。ゲストハウスの開業奮闘記はこのブログにて書いていきたいと思っています。

 - 店主のボヤキ, 日常