みちしるべ2

元トヨタ期間工が田舎でゲストハウスを経営!日本でゲストハウスは馴染まないのか?

ペナン島ジョージタウンへ(タイ→マレーシア)

     東南アジア編

プーケットの次はマレーシアはペナン島だ。プーケットからタイの国境の町ハジャイまでは高速バスが出ている。バスでペナン島まで行く場合、ハジャイで乗り換え、マレーシアの国境で乗り換えと2度の乗り換えが必要なようだった。何とか乗り換えなしで行く方法はないものだろうか?

プーケットからペナン島ジョージタウンへ

調べてみるとペナン島まで直行するミニバスはあるらしい。ミニバスとはワンボックスのバンをカスタマイズしたもので、タイではカンボジア国境からバンコクまでの移動に利用した。バンの一番後ろの荷物を載せる部分にシートを増設して通常のワンボックスのバンより三人多く搭乗することが出来る。しかし、最後尾のシートはリクライニングができないハズレ席である。

ペナン島までの直行するミニバスを探してプーケットタウンを旅行代理店を回る。代理店の店頭にはピピ島などの観光ツアーの案内はあるが、ペナン行きミニバスの案内は見当たらない。ぶらぶら旅行代理店を回っているとようやくペナン行きの案内がある店を見つけた。運賃は1,100バーツだった。ネットの情報では900バーツからあるらしい。

さらに別の代理店を覗くが、ペナン島へのビザランの案内は多くあったが、片道のミニバスの案内はなかった。ビザランを取り扱っている店だったら、きっと片道チケットもあるはずだ。直接、店員に聞いてみることにした。

まず、1軒目「ないよ」。2軒目「あるよ!」ほら、あった!「いくら~」「1,300バーツ!」う~ん、高い。3軒目「う~んと、あるよ。1,350バーツだけどディスカウントで1,100バーツでいいよ!」どうやら1,100バーツが相場のようだ。なら、最初に店頭に案内を出してくれていた店で購入しよう。1,100バーツ(約4,000円)でペナン行きのチケットをゲットした。

プーケットからハジャイへのミニバス

翌朝8時30分。ホテルにピックアップのバイクがやってきた。バイクの後ろに乗り、連れてこられたのは歩いて1分ぐらいの旅行代理店だった。バスのチケット見せてと言われて手渡すと、変わり別のチケットをくれた。「これハジャイからのチケットだから・・・」どうも、ハジャイで乗り換えが必要みたいだ。ペナンへは約10時間かかるとの事。ペナン到着は夕方7時ごろか? ミニバスに乗って、まずはハジャイへ向う。

ミニバスには二人の中国人男性が乗っていた。僕で三人目だ。どうもこれからピックアップしていくらしい。途中でチョクチョク止まって客を乗せて行く。プーケットタウンを出る頃には9時半を回っていた。こりゃ、夕方7時には着きそうにない。

ドライブインで休憩

しばらく走ると朝食の時間を取ったのか、小さなドライブインみたいなところで少し長めの休憩。そこの売店で朝食のパンとジュースを買った。値札が付いていなかったので嫌な予感はしたが、案の定、80バーツと割高でした。こういう場所はバス会社と提携しているようで値段も高め。駐車場にはたくさんのミニバスが並んで止まっていた。

ハジャイまでの道のりは意外とハードな物だった。クネクネと曲がる山間の道を走る。道は広くなったり、細くなったり、舗装はされているので乗り心地は悪くない。ハジャイに付いたのは午後4時だった。

VIPな感じのハジャイからのミニバス

そこにはペナン島行きのミニバスがすでにスタンバイしていた。内装がVIPな感じでした(笑)。どうやら僕を待っていたようで、僕を乗せるとバスはすぐに出発した。最後に乗った僕は当然、リクライニングできない後ろのハズレ席である。

ミニバスのリアシート

しかし、満席じゃなかったのでリアシートを独り占め出来てゆったり快適でした。乗客は僕以外はすべて中国人みたいです。マレーシアでは人口の約30%を華僑が占めている。

さて、またまた陸路での国境越えです。バスだとパスポート集められて・・・ とかあるのですが、ここでは自分で出入国の手続きをします。時間も掛からず、とてもスムーズに国境を抜けられました。6カ国目のマレーシア入国です!

マレーシアに入りしばらく走るとミニバスは高速道路に入る。東南アジアのバスはどこの国でも運転が荒い。猛スピードでバスは走る。するといきなり大粒の雨が降り出した。スコールだ! まさにバケツをひっくり返したとの表現がピッタリ合う。10分ぐらい走っただろうか。雨がピタリと止んだ。と、言うよりバスが雨雲を抜けたのだった。道路を見ると雨が降った形跡はなくカラッと路面は乾いている。雨が降っていたエリアは僅か数キロなのだ。ほんと、ピンポイントに降るんだな~、スコールって。

辺りはすっかり暗くなった。バタワースから橋を渡ってペナン島のジョージタウンに着いたのは夜の9時を回っていた。バスは一度ガソリンスタンドで給油しただけで、ハジャイからペナン島までの約4時間を一気に休まず駆け抜けた。お陰でマレーシア通貨を一円(リンキッド)も持ってない。

バスは乗客の泊まるホテルの前まで行ってくれるが、ホテルに着いても金がない。途中、適当なところでバスを降り、ATMを探したがなかなか見つける事が出来なかった。ジョージタウンのランドマークとなっているコムタタワー近くのショッピングモールまで行き、何とかお金を引き出した。とりあえず一安心。

ペナンの宿「JUST INN」はコムタとは500メートルほど離れたところにある。ホテルに着くとドミトリーの同室には日本人が宿泊していた。中国語と英語が出来る方で何でもマレーシアに移住するべく、不動産の物件と住環境を調査して回っているとの事。近くの食堂を教えてもらう。ジョージタウンは暗くなるとほとんどの店が閉まってしまう。この時間に開いてる食堂は少ないようだった。

マレーシア最初の食事

「この辺は特に華僑が多いようだよ」と同室の日本人。宿の周りは中華街のようで中国語の表記が多く見られる。教えられた食堂も中華料理の店でした。ここでビールを飲む。ビール1本16リンキッド(約540円)と高い。マレーシアは国教をイスラム教と定めており、イスラム教では飲酒は禁止されている。あ~あ、マレーシアではビールは飲めないな~、しばらく禁酒の日々がつづく・・・

世界一周 60日目【5/06】(タイ・プーケット)
楽天モール(朝) 50バーツ
ビール(小) 30バーツ
ミニバスチケット(-ペナン島) 1,100バーツ
昼食 60バーツ
その他 71バーツ
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     合計1,311バーツ(≒4,700円)

世界一周 61日目【5/07】(マレーシア・ペナン島)
朝食 80バーツ
夕食 8.7RM
ビール 16RM
JUST INN(4泊分) 80RM
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合計104.7RM(≒3,500円)+80バーツ(≒290円)

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