みちしるべ2

元トヨタ期間工が田舎でゲストハウスを経営!日本でゲストハウスは馴染まないのか?

スジャータ村とサチホーム

     南西アジア編

ブッタガヤには少し長く滞在する予定でいた。こりゃ、宿を換えないといけないな。宿と町を往復するだけでバテてしまう。ブッタガヤの観光は宿を換えてからだ。部屋に篭って遅れているブログの更新でもするか。

ブッタガヤのバザール

とは言え、腹は減る。ブッタガヤの町をうろつき「食える食堂」を探してみるが、チェンナイと同じく「食える食堂」が見つからない。どこも美味そうには見えないのだ。どの店にも蝿がたかっていて食べる気にさえなれない。また食事には困りそうだ。

ブッタガヤのバザール

「コンニチハ、ご機嫌イカガデスカ?」町の中をうろついていると日本語で話しかけられる。「こんにちは」と「ご機嫌いかがですか」は必ずワンセットとなっている。返答に困る。とりあえず「いいよ!」と返す。「山には行ったか?」「トトロの木は・・・」どこで覚えたのか? とにかく日本語が上手だ。

ペットボトルのコーラを片手に歩いていると、子供たちが「コーラ、ちょうだい!」と寄って来る。でも、これは僕にとっても命の水だ! やるわけにはいかない。子供はなぜか英語が達者だ。なぜ? 僕が出会った人だけなのかもしれないが、話しかけてくる人は大人は日本語、子供は英語がペラペラ。ブッタガヤ、不思議な町だ。

ポテトのパイ包み

何とか食えそうな物を見つけた。チャパテイで包んで揚げたみたいな、中にはカレー味のポテトが入っている。これはなかなか美味しかった。でも毎回これでは・・・ 幸い、ブッタガヤの小さな商店にはオレオが売られていた。インドでの主食はオレオです。さて、ブッタガヤ観光は宿を換えてからする事にしてオレオを買って宿に戻る。

宿に戻ってもエアコンは動かなかった。しかし、ファンは回った。もう汗でぐっしょりだ。とりあえずシャワーを浴びる。インドでは外から帰ると必ずシャワーを浴びた。少し外を歩いただけでも、どす黒い垢がボロボロと出る。すごい国だ。基本、インドの安宿のシャワーは水シャワーだ。温水器が付いている宿などまず無い。温水は出ないはずなのだが、温水が出た。外の熱で水が温水となっている。

エアコンは夕方になってやっと動いた。思いっきり出力を上げて部屋を冷ます。しかし、2時間ぐらいするとまた止まってしまった。ファンは回っているし部屋の電気も点く。でもエアコンは動かない。なるほど、やっぱり宿代が安いのはこうゆう事なのか! 僕なりに納得したのだが・・・

さて、このサチホームには3泊する事になっている。滞在中は、一日の半分もエアコンは動かなかった。ファンまで止まってしまうと部屋の中にはいられない。Wi-Fiも切れるのでインターネットも出来ない。部屋に篭って遅れているブログの更新をするという思惑は脆くも崩れた。観光は宿を換えてからと思っていたが、これでは部屋に篭ることもままならない。

そうだ! スジャータ村を見に行こう。スジャータ村は宿のすぐ近く、逆に宿を換えてしまったら遠くなってしまう。スジャータとは、釈迦が悟る直前に乳がゆを供養し命を救ったとされる女性の名前である。やっぱり、何かゆかりのある地なのかな? 褐色の恋人「スジャータ」である。(続きは次のページ)

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