みちしるべ2

元トヨタ期間工が田舎でゲストハウスを経営!日本でゲストハウスは馴染まないのか?

四国遍路 33日目 第60番札所横峰寺(よこみねじ)~第63番札所吉祥寺(きっしょうじ)、ビジネス旅館小松

     愛媛編

33日目はビジネス旅館小松に荷物を置かせていただき、第60番札所横峰寺(よこみねじ)から第62番札所宝寿寺(ほうじゅじ)まで納める予定ですが、旅館の女将さんからは「時間が余るよ」と言われたが果たして・・・。

天気は曇り空。天気予報は雨でいつ降り出してもおかしくない。雨が心配だが砕石所を通るルートを選択し歩き出す。

60番札所横峰寺への遍路道

砕石所まではダンプも通るしっかりとした道が続く。砕石所を過ぎてからも道は狭くなるが整備されたきれいな道だ。ランニングする人ともすれ違った。「ここの遍路道は結構ラクだぞ! 何で同行二人の地図には載っていないんだ!?」

60番札所横峰寺への遍路道

ちゃんと遍路道の道しるべも見ることができる。1時間半ほどで地図に載っている遍路道と合流した。

60番札所横峰寺への遍路道

合流地点にはベンチが2つ置いてある。そこに一人のお遍路さんが休憩中だった。お遍路Dさんだ! ここで再会です。同じルートを通ってたんだ。

「あれ、かなり速いね。大頭から登ってきたの?」
「いえ、昨日は駅前のビジネス旅館小松に泊まりまして・・・ 砕石場前を通って来た。」
「僕と同じだね。昨日は民宿鈴に泊まってたよ。弁当、持たせてくれなかった?」
「いえ、持たせてくれなかった。」
「この先、食べる所ないよ。」
そりゃそうだ。ここから峠道が続く。Dさんが先に出発。僕は5分ほど遅れて出発する。どんどん道は狭くなり険しくなってくる。狭い道のすぐ横は崖、落ちたら死ぬな! 代わりに景色は絶景だ。Dさんに追いつく。さすがにきつそうだ。「それじゃあ、お先に。頑張ってください。」励まし合って頂上、横峰寺を目指す。

60番札所横峰寺の山門 60番札所横峰寺の本堂 60番札所横峰寺の大師堂 60番札所横峰寺の境内

午前10時30分、旅館から2時間半で横峰寺に到着。喉はカラカラ。ここに有る自販機は最近はあまり見かけないボッタクリ自販機。ジュースが一本150円とバブリーな値段です。おまけに500mlのペットボトルがありません。とりあえず参拝を済ませる。納経所でご朱印をもらって、その横の休憩所で休憩。そこにも自販機があったが、こちらは全部売り切れ!ちゃんと補充してくれよ。「手水場の水飲めるらしいよ。」とDさんが休憩所にやって来た。「旅館の女将さんからもらったおにぎり大きくてさあ。一個食べてくれない?」とおにぎりを差し出された。たしかにデカイおにぎりだ。バナナとおにぎり貰い腹ごしらえをして、次の第61番札所香園寺(こうおんじ)へと歩き出す。(続きは次のページ)

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