みちしるべ2

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四国遍路 32日目 第59番札所国分寺(こくぶんじ)、ビジネス旅館小松

     愛媛編

32日目は仙遊寺の宿坊をスタート。第59番札所国分寺(こくぶんじ)を納めます。

朝6時より朝の勤行です。今までの宿坊は希望者のみでしたが仙遊寺の宿坊は強制参加。と言うより、そもそも宿坊は参拝者を泊める為のものであって、旅行者の宿泊施設ではない。ご住職曰く、「朝の勤行に出るのは当たり前の事。参加しない人は泊まる資格なし。」通夜堂を泊まっていた方は朝早く寺を出て行ってしまっていた。「そういう輩は、泊めなくていい。最近はお遍路さんのマナーも悪くなって・・・」と嘆いておられました。ここのご住職は御歳60歳。子供達に空手を教えててとても活動的な方です。話をするのもお好きみたいで・・・ 読経が済んでから30分以上しゃべってました。おかげで朝食は7時過ぎ。宿坊を出たのは7時40分と大幅にスタートが遅れてしまった。お遍路Dさんは少し先に出ておられました。

国分寺門前でのお接待タオル

今日の天気はどんより曇り空。いつ雨が降ってもおかしくありません。午前10時前、国分寺に到着。門前で「タオル、お接待させてください。」と若い男性に声を掛けられた。少し会話を交わしタオルのお接待を受け取る。今治はタオルと造船の街なんだって。

59番札所国分寺の本堂 59番札所国分寺の境内

先に宿坊を出ていたDさんとここで再会。「歩くの速いね。いつも追いついて来る。」Dさんは納経を終えるとすぐ次の札所へと向う。僕は納経した後にお寺の写真を撮る。Dさんが先に出て僕が追っかける形になっていた。「健脚だね!」とDさん。でも、あなたもほぼ同じペースで歩いてるんですけど・・・。

59番札所国分寺の握手修行大師 59番札所国分寺の握手修行大師

ここ国分寺ではお大師さまと握手ができます。弘法大師の時代に握手する習慣はあったのでしょうか?

道の駅今治湯ノ浦温泉 道の駅今治湯ノ浦温泉

午前11時、道の駅今治湯ノ浦温泉に到着。少し早いがここで昼食。ここを過ぎると食べる処がなくなる。Dさんもここで食事をされていました。考えている事は同じです。「お先に」とDさんが先に食事を済ませて出て行く。

道の駅今治湯ノ浦温泉で昼食

とんかつ定食をいただきながら横峰寺へのルートを考える。昨日、Dさんから教えてもらった国道11号を61~63番と打って、横峰寺を打戻るルートを取るべきか。妙雲寺の前を通る遍路道のルートにすべきか。悩んでいた。天気は今日が時々小雨が降る程度。明日は雨の予報だ。雨だと車の遍路道が安全か・・・しかし、遠回り・・・よし! 打戻りルートにしよう。ただし、61~63番は明日横峰寺を打ってからだ。ここまで順打ちで来てるのに、ここで崩しちゃ勿体無い。今日と明日は伊予小松駅前のビジネス旅館小松に連泊することにした。道の駅を出る。目的地が決まり歩くペースも速まる。(続きは次のページ)

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