みちしるべ2

元トヨタ期間工が田舎でゲストハウスを経営!日本でゲストハウスは馴染まないのか?

インドのATMで悪戦苦闘!(ドンムアン→チェンナイ)

オートリクシャのおっちゃん達を振り切りティルスラム駅へ向った。しかし、駅に着くと、どうも列車は終わってしまっているようだった。駅は真っ暗でひと気がない。再び空港前の道に戻る。

「宿まで400ルピー(約800円)、途中でATMに寄るから心配ない。」もう、にっちもさっちも行かなくなっていた。400ルピーは高いのか、安いのか、相場は分からないが、オートリクシャに乗ることにした。チェンナイの中心へ、オートリクシャで走る。

意外にもATMは途中にいくつもあった。インターネットの情報はすでに古いらしい。確かに日本でも当たり前にコンビニにATMが置かれるようになったのは、ごく最近の事だ。時代は流れているのだ。インドの旅も意外と楽かもしれないと、この時は思った。

途中、2,3台のATMに寄ってもらうが、どのATMでも同じくキャッシングが出来ない。本当にインドの銀行のATMではクレジットカードは使えないのだろうか?

すると、道路の反対側の車線にシティバンクを発見した。インドにもシティバンクがあるんだ!「シティバンク! シティバンク!」と叫んで、運転手に寄るように伝えるが「シティバンクだね~、他にもATMたくさんあるよ!」と寄ってくれなかった。インドの銀行のATMでお金が下ろせないから困っているんだろーがー! 寄れよ、シティバンク!

結局、どのATMでもお金を下ろす事が出来なかった。仕方ないので両替屋に寄ってもらう。タイバーツが446バーツ残っていた。宿代には足りないが、とりあえずはオートリクシャ代は調達できそうだ。連れて行かれた両替屋は、狭い階段を2階に上がった小さな両替屋だった。なんだか闇両替みたいだしレートも悪そうだ。420バーツが706ルピー(約1,400円)に・・・

エグモア駅近くまでやって来た。「宿の場所は知っている」と言っていたオートリクシャのおっちゃんだが、人に道を尋ねてだし、駅の周りをグルグル回る。知らなかったようだ。インド人は平気で嘘をつく。

人に宿の場所を尋ね回り、ようやく場所が分かったようだ。「ここから宿まで4キロはあるよ。ちょっと遠いね。宿まで追加で200バーツだね」と言い出した。しかし、僕は宿の場所を知っている。僕には強い味方グーグル先生が着いているのだ。グーグルマップでは500メートルほどしか離れていなかった。最初っから600ルピー取る気だったらしい。インド人は平気で嘘をつく。

「宿までそんなに遠くないから歩いて行くよ!」と、リクシャを降りる。500ルピー札を渡すと「いいの、遠いよ。4キロあるよ」と、しつこく言ってお釣りを渡そうとしない。もう、夜は12時になろうとしている。早く宿に着きたい。「いいから、お釣りを渡せ!」とせがむと「100ルピーで宿まで行く」と言い出した。どうしてもお釣りを渡したくないらしい。インド人はしつこい。

仕方ないので100ルピーで宿まで行ってもらう事にした。結果的にはそれが正解でした。何とか宿の近くまでは来たものの、辺りは暗く、宿の場所が分からない。オートリクシャのおっちゃんが人に聞いて回り、ようやく宿に辿り着く事ができた。

宿に着くと、入口は鉄格子が閉められ中には入る事ができなかった。宿のチェックインは夜の12時まで、どうも宿の受付は終了してしまったようだ。またまた、おっちゃんが大声で宿の人を呼び出してくれる。正直言って助かりました。

鉄格子が開かれ中に入るとすぐに受付があり、その奥にはベッドが置いてあった。なぜか、管理人は受付前の廊下で寝ていました。「お金が無いけどいいか?」と聞くと「明日でいい」との事。ようやく宿で休める。時間はちょうど12時を回り日にちも変わった。

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