みちしるべ2

元トヨタ期間工が田舎でゲストハウスを経営!日本でゲストハウスは馴染まないのか?

一号線を南下せよ(ベトナム横断・フエ編)

     東南アジア編

さて、ここからはオープンバスに乗ってベトナムを南下だ。オープンバスとは、途中の都市で乗り降りが出来るベトナムを横断するツアーバスです。ハノイ-フエ-ホイアン-ホーチミンを巡ります。

ベトナムの次の目的地はフエ、ホイアンである。フエはベトナム最後の王朝、グエン朝の古都で世界遺産にもなっている。ホイアンは昔の日本人街があった場所で来遠橋 (日本橋) が残されている。

フエ行きのオープンバスは夕方6時発だった。ホテルのチェックアウトは12時までだったなので「チェックアウトしたらハノイの観光に行っておいで、荷物は預かるし、戻ったらシャワーも使っていいよ!」と、調子のいい兄ちゃん。さて、6時間もどうやって時間を潰そうか?

12時ちょうどにチェックアウトして外に出た。とりあえず昼食を食べる。旧市街地の細い路地の中にある露店でフォーとビールを注文した。ベトナムではビール三昧です。

ハノイ最後の食事

ハノイ最後の食事、フォーとHANOIビール。合わせて50,000ドンでした。フォーはちゃんとしたレストランで食べると50,000ドン(約280円)前後だが、露店だと30,000ドン(約170円)程度と安くなる。ハノイでの主食はフォーとケバブでした。

東河門(旧ハノイ城門)

東河門(旧ハノイ城門)を見て・・・

ハノイの大聖堂

ハノイの大聖堂まで歩き・・・

午後4時半にはホテルに戻った。ハノイはとにかく暑かった。歩き回るのも疲れたし、こういう時はいつもはケンタッキーでコーヒーだったが、ハノイではボラれるわ、割高なツアーに参加させられるわ、で出費が嵩んだため節約することにした。ホテルのロビーはクーラーは効いてるしWi-Fiも繋がるしで快適だった。5時半頃にシャワーを浴びて移動の準備は万端。あとはピックアップが来るのを待つだけだ。さようなら、ハノイ!

しかし、いつまで待ってもピックアップが来ない。午後6時半を回ったところで「あと、どれくらい待つのか?」と、ホテルの兄ちゃんに尋ねると「テン、ミニッツ!」との事。10分後に兄ちゃんが「着いて来い!」と言うので着いて行くと大きな通りにオープンバスが停まっていた。このあと搭乗手続きや何やらでバスに乗れたのは午後7時を過ぎていた。ベトナムはかなり時間にルーズです。

ベトナムのオープンバスはいくつかの会社が運営しており、一番大手で有名なのは「シンカフェ」ですが、僕が乗るのは「ハンカフェ」のオープンバスでした。ベトナムではツアー会社や旅行代理店の事をカフェと呼ぶらしい。

ハンカフェのスリーピングバス

ベトナムのスリーピングバスはとても快適でした。中国の寝台バスに比べ、シートは広くて清潔。トイレも付いているのでトイレ休憩なしでフエまで走り続けます。

フエには朝の9時頃に着いた。バスはフエの宿「キムズ ホームステイ」の近くに停まった。フエには2泊の滞在です。これからオープンバスでの過酷なベトナム横断の旅が始まる。そこで、英気を養おうとシングルの部屋に泊まる事にした。宿に着くと陽気なおばちゃんが迎えてくれる。「フリー、フリー!」と缶ビールを手渡される。ここの宿はビールがタダらしい。ベトナムではビールは水みたいなものなのか?

「チェックインは12時からね! ニュールーム、ニュールーム!」と、おばちゃんのテンションは高い。なんと、僕の予約した部屋は改装工事の真っ最中だった。「12時には部屋に入れるから・・・」との事だったが、どうも怪しいので荷物を置いてフエの観光に行く事にした。

フエ炒飯

フエ、最初の食事はフエ炒飯とビール。ご飯がパサパサで美味しくなかった。やっぱり、お米は日本が一番です。(続きは次のページ)

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