みちしるべ2

田舎でゲストハウスを開業!元トヨタ期間工から世界一周、起業へ・・・

ト○タ車体13春闘 満額回答で決着

     期間工の愚痴

会社回答 示される!-トヨタ車体13春闘

会社回答 示される!

1.賃金引上げについて
(1)技能系・35歳・上級技能職3級の賃金については
327.800円とする。
(2)平均賃金引上げは、賃金制度維持分とする。
(3)実施期日は2013年4月1日とする。

2.年間ボーナスについて
(1)組合員一人平均 年間:173万円[=5.0ヶ月+11万円]
(2)夏季ボーナス:84万円[2.6ヶ月]
      支払日は2013年7月10日とする。
(3)冬季ボーナス:89万円[2.4ヶ月+11万円]
      支払日は2013年12月10日とする。

3.年休カットゼロについて
 ・2013年度の年休カットゼロを達成できるよう、労使で積極的に取り組む。また、年休取得がより一層、従業員の意欲・活力につながるように「質の向上」についても検討・維持していく。

ト○タ車体13春闘は満額回答。年間ボーナス、昨年比+10万円で決着したようだ。しかし、期間従業員にとっては関係のない話。社員さんは少し業績が好転しただけで給与が上がっていいもんだ! アベノミクス、サマ様ですな! これでまた期間工との賃金格差が広がったワケだ。賃金上げろ!とまでは言わんが、せめて馬鹿高い寮費を下げるとか、送迎バスの運行便数を増やすとか、労働環境の改善ぐらいしてもらいたいものだ。
なんか、社員さんはカタログギフトを貰ってるみたいだぞ! この会社には、社員と期間工を徹底的に差別する社風があるようだ。


むしろ、業績回復の原動力は期間工にある。2年前・・・あの東日本大震災で工場の稼動が大幅に低下、多くのラインで1直勤務となった。昼勤のみの稼動である。一週間おきに仕事と休みを繰り返す。休みは特休扱いで賃金の8割支給の有休だったと聞く。この間、多くの期間工が雇い止めにあった。

その後、予想より早く工場の稼動が回復。挽回生産が始まると今度は多くの期間工を雇いはじめる。僕もちょうどその頃ト○タ車体に期間工として入社した。採用面接の頃は「今は昼勤のみの稼動」だったが、赴任する頃には2直体制に戻っていた。

毎週、多くの期間工が入ってきて・・・辞めていく。
期間工は、1週間の研修期間をへて現場に配属となる。新入社員の場合は、1ヶ月間みっちり安全教育を受けた上で配属される。
慣れない仕事に寮生活。震災挽回の高負荷生産で残業が続き・・・そして、高い寮費をゴッソリ引かれた初任給の給与明細を見て落胆することになるのだ。一緒に配属となった同僚の多くは最初の給与を貰った頃には・・・辞めていった。

昨年の前半はタイ洪水の挽回、エコカー補助金の駆け込み需要で高生産が続く。工場が稼動を維持しているうちは期間工の募集も続く。しかし、エコカー補助金が終了した頃には残業がなくなり定時割れ生産となってしまった。一旦、工場の稼動が落ちると期間工の募集も消えてしまう。そして、「高い寮費をゴッソリ引かれた初任給の給与明細」を見てもめげずに頑張ってきた期間工も残業がなくなり手取りが13万円にまで落ち込んだ給与明細を見せられては・・・サヨウナラである。こうやって期間工は雇用の調整弁として使われるのだ!

トヨタでは、2008年のリーマンショック時に6,000人以上の期間工が雇い止めにあったと聞く。期間工一人あたりの雇用コストを月に30万円とすると

30万 × 6,000人 × 12ヶ月 = 216億円

実に年間216億円以上のコスト削減効果があったワケだ。業績が落ちると切り捨てられ、業績の回復時には安価な労働力として使われている。まさに、期間工は業績回復の影の原動力ではないか。トヨタ自動車の13春闘では、ボーナス年間205万円(昨年比+27万円)で決着した。僕が2月にもらった満了金は24万円。アベノミクスと円安だけでポーンと「僕の6ヶ月の頑張り分」がプラスされてしまった。期間工の待遇は変わらず、なんか違和感がある。
安部首相には、非正規社員の賃金アップも強く要求してもらいたかった。

主要労組の2012年(昨年)の個別賃金回答

昨年の賃金回答額。やっぱり、トヨタ自動車が給与は高いんだなあ。
13春闘では、「平均賃金引上げは、賃金制度維持分とする」で決着。

トヨタ車体売上台数

ト○タ車体の売上台数の推移。2011年はすごいね! 第1四半期は震災の影響で大幅な減産。その後の挽回がすごい! 前年比でプラスにまでもっていくんだもんなあ。これだけの繁閑差でも業績を出せるのは期間工の頑張りの賜物。ここらへんをキチンと評価してもらいたい。期間工はすぐ辞める、辛抱が足りないなど悪い面ばかりが強調されがちだが、辞めてもらわないと雇用の調整弁として働かない。そもそも、辞めるのにも理由がある。
ちなみに12年度の生産台数の予想は75万台で過去最高。

しかし、来年度(13年度)はモデル減衰(ヴォク、ノア)により大幅台数減となる計画で、先行き厳しい見通しとの事。またまた、期間工が雇用の調整弁として使われそうです。

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